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光合成細菌とは?
光合成細菌とは?
太陽光のエネルギーを利用して光合成をおこない空気中の窒素を土に固定する事ができ、土壌の肥沃化に貢献します。
有害物質を基質(食べ物)にしてアミノ酸・ビタミン・核酸物質を生成します。
期待できる効果
- 【日照不足、冷害の生育不良に】
天候不順による日照不足の生育不良時でも光合成細菌が植物の光合成を助け正常な生育をする。
また冷害にも光合成細菌が作るアミノ酸 特にプロリンが作用し正常な生育をする。
- 【果実の色・糖度・収量が改善】
光合成細菌が作り出す、核酸物質のウラシル・シトシンは受精に効果があり、プロリンは結実に効果絶大です。
隔年結果を起こす果樹には効果的です。(例:梅、柿など)
- 【卵質・肉質の改善】
畜産のエサに混ぜてやると、肉・卵の色が鮮やかになります。
特に卵のビタミンが2割以上増加し、光合成細菌自体が高栄養なので、飼料効率も良く産卵率もアップします。
糞尿の悪臭もなくなり、抗ウィルス効果が高く薬品が必要なくなります。
- 【連作障害・土壌病害がなくなる】
光合成細菌を施用すると植物病原性の強いフザリュウム等を殺す放線菌などが、増殖して病原性細菌による、連作障害をなくします。
また、葉面散布するとウドンコ病などを予防してくれます。
- 【水稲の秋落を防ぐ・蓮根の品質アップ】
光合成細菌は水田に湧く硫化水素を食べて、アミノ酸・核酸物質等を生成し増収します。
蓮根の生育を阻害する硫化水素の害がなくなるので、色の白い高品質の蓮根ができます。
- 【魚介の養殖に効果】
魚介類の養殖に使用すると、汚染物質の浄化する能力が高く、菌体は高栄養で動物性プランクトンや魚介類のエサとして、直接利用され光合成細菌から分泌される物質は藻類の増殖を促進してくれます。
- 【水圏の生物相が豊かになる】
光合成細菌は生物ピラミットのスターターとして海や川・池に投入してやれば、動物性プランクトンのエサとして、有用で光合成細菌を入れると、動物性プランクトンが猛烈な勢いで増殖し、それを食べるエビ・カニ・貝などが増え、それを食べる小魚が増え、大きな魚が増えるという良い循環ができます。
海に投入すれば魚介類が増えます。
- 【果樹の鮮度保持】
光合成細菌を使用して育てた果実は色つきがよく、糖度があがり腐敗しない。
例:みかん 7月 8月 9月 3回施用で果実の保全性がアップ
- 【堆肥づくりに】
堆肥づくりに使用すると分解しにくいモミガラなどでも約40日~50日で立派な堆肥に。
また、ボカシ肥料作りが従来1年以上かけていたものが、2か月もあれば、立派なアミノ酸肥料になる。
- 【悪臭物質の除去に】
人間・動物が不快に感じる悪臭物質を、光合成細菌が基質(エサ)として分解します。
例:アンモニア・インドール・炭酸ガス・スカトール・硫化水素・揮発性アミン・メルカプタン・脂肪酸など
光合成細菌の使い方と効果
- 【水田】
光合成細菌を水口か流し込む。
根に障害を与える硫化水素を消化し秋落を防ぐ。花芽形成、着花、着粒数増大、増収、肥料の減量、病気予防、食味改善
- 【畑】
光合成細菌の土壌かん注・葉面散布。
花芽形成、着果、果実肥大、増収、肥料の減量、病害抑制、食味改善、糖度UP、作物の日持ち改善、連作障害改善
- 【花卉・園芸】
光合成細菌の土壌かん注・葉面散布
花芽形成、着果、果実肥大、増収、病害抑制、肥料減量、食味改善、糖度UP、果実花の日持ち改善、連作障害改善
- 【水産・養殖】
光合成細菌を水の中に入れる・飼料に混ぜ込む
水中の有機物を他の有用微生物と連動して消化し水質UP、生存率のUP飼料の減量化、死亡率の改善
- 【畜産】
光合成細菌を飲み水に入れる・飼料に混ぜ込む・畜舎全体に散布する
病害の抑制、悪臭の改善、糞尿の有用堆肥化、採卵期間の長期化、生存率UP、肉質UP、卵質UP、採卵率UP
- 【汚水】
光合成細菌を流し込む
硫化水素、アンモニアの消化BOD値の低下